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【現職が解説】UI/UX デザイナーとは?仕事内容や必要なスキルについて

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【現職が解説】UI/UX デザイナーとは?仕事内容や必要なスキルについて

【現職が解説】UI/UX デザイナーとは?仕事内容や必要なスキルについて

フォーカスしたいもの

UIデザイナー・UXデザイナーは、Webサイト制作に関わる職種として近年、人気を集めている職種の一つではないでしょうか。

SNSが十分に普及した現代、Web業界に魅力や可能性を感じ、転職を考える人も。

2021年現在、UI/UXデザイナーを含むWeb業界は人材が不足している傾向にあり、人気のある職種といわれています。

このページでは、実際にUIデザイナー・UXデザイナーがどういった仕事をしているのか、Webデザイナーとの違い、どのような資格やスキルが必要なのか、などを解説していきます。

UI/UX デザイナーとは?

UIデザイナーとUXデザイナーは、ユーザー目線であることは一緒なのですが、仕事の内容は別です。

UIデザイナーは、「ユーザーと製品やサービスとの接触を円滑にするデザイン」「ユーザーにとって使いやすいデザイン」を実現するのが仕事です。

対してUXデザイナーは、ユーザーにとって「楽しい」や「心地良い」と感じてもらえるデザインを作り、体感してもらうことが仕事となります。

ユーザーが「楽しい」、または「使って心地良い」と感じるためにはUIが優れている必要があります。UIが十分でないとUXを提供する以前にユーザーは離脱してしまう可能性が高いためです。

またユーザーが満足するためには、UIを追求するだけではダメだということも念頭に置いておくべきです。「どのようなWebサイトであればユーザーが満足するものになるのか」を常に考え、マーケティングやWebサイトの解析などを行い、Webサイトだけに限らず商品やサービス全体の設計をデザインするのがUXデザイナーの仕事となります。

UI/UXとは?

ここで改めて、UIとUXについて簡単に解説します。

UIとはユーザーインターフェースの略称で、ユーザーと製品やサービスとをつなぐための接点のことを指します。Webサイトなどを閲覧した時に、画面上に表示される情報は全て、UIにあたります。

対してUXは、ユーザーエクスペリエンスの略称で、ユーザーが製品やサービスに触れた時に得られる体験や体感のことを指す言葉です。「Webサイトを閲覧したユーザーに印象が残るのか」という部分がUXに該当します。デザインが美しい、サイト全体がとても見やすく情報も整理されている、もっとサイトを閲覧してみたい、などの感想がUXと呼ばれるものです。

UI/UXデザイナーの仕事とは?将来性は?

Web業界の人手不足がささやかれる昨今、UI/UXデザイナーへの注目度が高まっています。
具体的にどのような業務内容なのか、将来性はあるのかをチェックしていきましょう。

 

UIデザイナーの役割

UIデザイナーは、機械やソフトウェア、WebサイトなどさまざまなサービスのUIをデザインするのが仕事です。
機械の操作盤やアプリの画面など、ユーザーが直接触れる部分をデザインします。

Webサイトの制作では、ユーザーが閲覧するWebページ全てがUIにあたるため、UIデザイナーは全てのページのデザインをチェックする必要があります。
該当するWebサイトに訪問したら何ができるのか、どのように操作すればユーザーが目的を達成できるのかなど、ユーザーが直感的に理解できるよう設計することが理想の形です。

文章や見出し、写真などの画像をユーザーが見やすい状態に配置したり、メニューバーやボタンなどが使いやすい場所に配置したりすることもUIの設計に含まれる部分です。

UXデザイナーの役割

UIデザイナーと混同されてしまう場合があるUXデザイナーですが、UIデザインのその先まで考え、設計するのがUXデザイナーの仕事です。

UIデザイナーはユーザーが直接触れる部分の設計をするのに対して、UXデザイナーは見た目の設計以上に、その製品やサービスをユーザーが利用した時の体験をもデザインするのが仕事になるのです。

WebサイトにおいてのUXデザインは、サイトに訪問してくれたユーザーに自社の製品やサービスの内容を分かりやすく公表し、その一部を体験してもらう中で「Webサイトを覗いてみて良かった」と思わせられるかが、大きなポイントです。UXデザイナーは、Webサイトのデザインや知識だけでなく、ユーザー心理にも長けている必要があります。

UXデザイナーには、UIデザイナー以上に必要なスキルが数多くありますが、その点も後ほどご紹介します。

UI/UXデザイナーの将来性は?

UI/UXデザイナーの業務内容は、現在のWeb制作において無くてはならない業務であることは確かです。

そのため、UI/UXデザイナーという職種が無くなるのではないか?と言われています。

しかし「UI/UXを考えるのが当たり前」になってきていることから、フロントエンドエンジニアがUIデザインも同時に行っている場面も増えてきているという現状です。

UXデザイナーともなると専門性が高いため将来的にも、職種として存在し続けると思いますが、UIデザイナーは将来性という観点で見ると、「難しいのではないか?」と感じます。

WebデザイナーとUI/UX デザイナーの違いとは?

一般的な意見として、WebとUI/UXデザイナーの違いを聞かれる場面が少なからずあります。

「デザイナーという呼び方だし、Webに関する職種だから、業務内容も同じなのではないか?」と思われてしまいますが、UI/UXデザイナーはサービスや製品そのものを作ることが仕事です。

対して、Webデザイナーは会社などクライアントのコーポレートサイトや製品やサービスのLPを作るケースがほとんどになります。

UI/UXデザイナーがサービスやデジタルプロダクトを設計する能力と、WebデザイナーがWebサイトをデザインする能力では、必要なスキルとその量が明らかに違うのです。

UI/UXデザイナーになるには?スキルは何が必要?

Web界隈の人気が高まることで、UI/UXデザイナーになりたいというニーズも高まっています。しかし、未経験の採用があまりないのも事実です。

ここではUI/UXデザイナーに必要なスキルを3つご紹介しましょう。これらのスキルを持ち合わせていることで、未経験でも目に留まる可能性が生まれます。

ただし次の3つは最低限のスキル。それ以外にも、持ち合わせておくと良いスキルはたくさんあるのでスキルアップが常に必要です。

 

コミュニケーション能力

特にUXデザイナーはさまざまな分野の人達と関わってデザインを考えていくことになる仕事です。

クライアントや社内のメンバーはもちろんですが、必要であればユーザーともコミュニケーションを取り、UXデザインに活かすことも考えられます。

コミュニケーション能力はUI/UXデザイナーに必須であるといえます。

ブランディングやマネジメントの知識

一貫性のあるサービスやプロダクトを制作していくためには、ブランディングとマネジメントの知識も必要になります。

実際の現場では、ブランディングにより入念な市場の調査と、どのように認識・評価されたいのかを構築・展開し、計画をたててマネジメントしていくこともUI/UXデザイナーの仕事にあたります。

デザインツールを使えるスキル

プログラミング言語やコードへの理解など、プログラムへの知識が深いほどエンジニアとの意志の疎通がスムーズになり、生産性が向上します。

それ以外にもAdobeXDやPhotoshopなどのデザインソフトを使いこなすスキルがあれば、自分の考えるUI/UXデザインを社内のメンバーやクライアントへの伝達もよりスムーズになるでしょう。

UI/UXデザイナーのキャリアパス

Webデザイナーなどの含むエンジニア職が、Webサイト制作のスペシャリストを目指す場合のゴールがUIデザイナーやUXデザイナーでしょう。

もしWebデザイナーがマネジメント関連職を目指した場合、プロデューサーやディレクターなどがゴールとなります。

これらは大まかな区分けであって、環境によってはUXデザイナーとデザイン全体の統括をしている人なども存在します。

UI/UXデザイナーは、他の職種ともかけ合わせも効くため、経験しておくと横展開も目指せる柔軟な職種ともいえます。

UI/UXデザイナーが持っておくと良い資格

実績がある程度あれば、それだけで認められ、転職する際でも有利に働くでしょう。経験や実績があまりない場合には、以下に記す資格がとても有効です。

UI/UXデザイナーがこれらの資格として持っておくと、会社への貢献や自分自身のブランディンにつながるため、目的を持って資格取得することをおすすめします。またUI/UXデザイナーになりたいという転職希望者も、これらの資格をあらかじめ取得しておくことで、採用担当者の目に留まる確率は高まるでしょう。

  • ウェブデザイン技能検定
  • ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格
  • 人間中心設計専門家 資格認定制度
  • アドビ認定エキスパート

UI/UX デザイナーまとめ

UI/UXデザイナーは、Web制作会社やその他の企業で、かなり求められています。いわれるがまま作業をする仕事とは違い、上流工程から実際にアウトプットするまでの全ての流れに関われる、やりがいのある仕事です。

人に関心があり、サービスやプロダクトを0の状態から作り上げることにやりがいを感じられる人であれば、活躍が約束される職種でしょう。

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