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コーポレートサイトとは?目的や制作方法を参考サイトを踏まえて現役Webディレクターが解説!

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コーポレートサイトとは?目的や制作方法を参考サイトを踏まえて現役Webディレクターが解説!

コーポレートサイトとは?目的や制作方法を参考サイトを踏まえて現役Webディレクターが解説!

フォーカスしたいもの

「コーポレートサイト」、最近よく耳にする言葉ですが、
実際にコーポレートサイトとはどういったものなのか分からないという人もいるのではないでしょうか。
コーポレートサイトは企業の顔ともいえるwebサイトです。
企業ごとに特徴やアピールするポイントは違いますが、
それだけ自由度があるからこそ閲覧ユーザーにどういったコンテンツを記載し伝えるのかが重要になってくるものです。
今回は、コーポレートサイトを作る意味や目的、必要なコンテンツ、実際の制作実績からコーポレートサイトを紹介いたします。
これからコーポレートサイトに関心のある方や、制作を始めようと思っている方は、ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてください。

コーポレートサイトとは?

コーポレートサイトの役割はさまざまですが、最も重要なことは「信頼の獲得」でしょう。
自分が働いている会社を説明する際に自社のwebサイトとして、コーポレートサイトをチェックしてもらえれば、それだけで信頼度は増すでしょう。
コーポレートサイトは名刺の代わりにもなり得る存在なのです。
コーポレートサイトを制作し公開する目的は、企業がどのようなことをしているのか認知してもらうことにあります。
コーポレートサイトの中身にこだわればブランディングにつなげることも十分可能です。
企業のさまざまなステークホルダーとのコミュニケーションを取るための手段という認識も始まっており、
コーポレートサイトを介して積極的な情報発信を継続すれば、信頼関係の構築も今まで以上に実現しやすくなるでしょう。

コーポレートサイトの目的とは

コーポレートサイトが果たすべき目的とは、一体何でしょうか。

最大の目的は自社がどのような企業なのかを閲覧ユーザーに知ってもらうことです。

自社が取り扱う商品やサービスなどを中心に構成してしまいがちなWebサイトですが、スマートフォンが普及し、あらゆる人がいつでもネット環境にアクセスできるようになった現代では、一つのサイトに法人の顧客や取引先、採用希望者、一般の消費者など、多種多様なユーザーがアクセスしてきます。

そういった人達が商品やサービス情報を一番に欲しているとは限りません。

多種多様なユーザーが求める情報を掲載し、コミュニケーションを図ることで、自社への理解や愛着をもってもらうのがコーポレートサイトの目的なのです。

 

会社の情報や事業内容を発信する

顧客に対してのコーポレートサイトの役割は、自社のサービスや商品に関する情報を伝えることが挙げられます。

どのような事業をおこなっている企業なのかを知ってもらうことで、関心をもってもらうことが大きな目的となります。

コーポレートサイトでは特定のサービスや商品についての詳細だけではなく、その他の事業全体を一つのサイトの中で見てもらえることが大きなメリットのひとつです。

コーポレートサイトとは別に、サービスや商品情報だけを掲載したWebサイトを設置している企業もあります。

事業を幅広く展開している場合は、全てのサービス情報を掲載すると情報過多で見づらいサイトになってしまいます。企業の規模によっては、サイトを複数制作することも検討すると良いでしょう。

 

求職者に対して仕事の内容や会社の理念を発信する

求職者に対してのコーポレートサイトの役割は、情報を通じて「この企業で働きたい」と思ってもらえることが目的となります。

自社の魅力を十分に伝えられるようなコンテンツを制作し設置しましょう。

また自社への就職や転職を検討している人は、情報収集のためにコーポレートサイトをチェックします。

採用ポジションや労働条件、実際に働いたときのイメージを与えられる情報が掲載されていることが望ましいです。

採用情報に関しても企業によってコーポレートサイトとは別に採用サイトを設置している場合があります。

 

株主や投資家に対して正しい情報を発信する

株主や投資家に向けたコーポレートサイトの場合、IR情報などの情報を提供することもコーポレートサイトの役割のひとつです。

株主や投資家にとってコーポレートサイトは、出資対象としてふさわしいかどうかを判断する重要な情報を得られる場所。

財務や業績に関する情報が掲載されていることは当然ですが、企業理念や経営方針などの非財務情報から企業の成長性を判断します。

 

企業としてのブランド価値を発信する

コーポレートサイトには上記とは別の側面として、とても大事な役割があります。それが自社のブランド価値を発信することです。

自社商品やサービスの魅力や、自社もしくはブランドの存在価値を発信し、ユーザーに認知・共感してもらうことがとても重要です。

自社そのもの、もしくはブランドとして好きになってもらうことで純粋なファンとなってもらうことで、そのユーザーは商品やサービスを利用してくれることはもちろんですが、そのユーザーが他者に対して宣伝してくれる可能性も増加します。

ブランディングはコーポレートサイトにおいてとても重要なことなのです。

コーポレートサイトのメリット・デメリットについて

コーポレートサイトを制作することで、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

以下で解説いたします。

 

メリット

企業のブランディングに直結する

自社のイメージにあわせたWebサイトを制作すれば、企業イメージの向上につなげられます。

ビジネスチャンスが発生する

ユーザーの信頼を得られるコーポレートサイトを制作すれば、ビジネスにつながる可能性があります。

優秀な人材が確保しやすくなる

企業理念や経営方針などに基づき、自社が求めている人材をコーポレートサイトで明示することで、適切な人材を確保できる可能性が高まります。

デメリット

コーポレートサイトを制作すること自体にデメリットはほとんどありません。

あえてあげるとすれば、中途半端なコーポレートサイトを作ってしまうと逆効果になる場合があります。

ユーザーが求める情報を記載していなければ、ユーザーを満足させられず、逆に不満や不信感を与えてしまうこともあるでしょう

コーポレートサイトに最低限必要なコンテンツ5選

では、コーポレートサイトに必要なコンテンツにはどのようなものがあるのでしょうか。
記載しておくことで、ブランディングにつなげやすいものや、コーポレートサイトの魅力を向上させるために役立つコンテンツなどもあります。今回は最低限記載しておくべきコンテンツを5つご紹介します。

 

会社概要


コーポレートサイトを訪れる検索ユーザーは、会社概要をチェックすることが目的の場合がほとんどです。
会社名・代表者名・所在地・資本金・設立年月日、役員名などを網羅した情報を記載しておくのが一般的です。

自社商品およびサービスの紹介

サービス・商品ページの参考イメージ

自社の商品およびサービスはどういったものなのか、訴求するコンテンツ部分です。
自社の主要製品やサービス内容に関しては、詳細な情報や特長を記載しておくことをおすすめします。
もしコーポレートサイト以外に商品紹介サイトなどがある場合は、コーポレートサイトには概要のみ記載し、導線を作成しコーポレートサイトから遷移してもらうと良いでしょう。

投資家向け情報提供(IR)

上場企業の場合、投資家向けのIR情報は記載が必須のコンテンツです。
投資家向けのメッセージや、今までの業績や財務情報、IR資料、株式情報、免責事項などを記載しておきましょう。

採用情報

リクルートページイメージ

採用者向けのwebサイトをもっている企業の場合、必ず導線を作っておきましょう。
採用サイトを所持していない企業の場合は、社員募集の要項を配置し、代表取締役からのメッセージや採用担当者、現職の社員などのメッセージを記載。
自社で働きたいと思ってもらえるコンテンツを盛り込んでおきましょう。

お問い合わせ

コーポレートサイトを検索し閲覧してくれたユーザーが連絡手段として用いるためのフォームなどを設置します。
電話番号を記載している場合もありますが、24時間受付可能な窓口として問い合わせフォームを設置しておきましょう。

有名企業のコーポレートサイトを紹介

キユーピー株式会社

TVCMでも実際に商品としても圧倒的なブランド力をもつキユーピー株式会社。
従来の商品サイトとコーポレートサイトを分けており、コンテンツ自体も分散しています。
コーポレートサイトでは企業理念を前面に打ち出し、活動報告や更新情報を記載しています。
英語での表記切り替えも独自に設定しており、国内のみでなく世界へ向けた情報発信を意識したコーポレートサイト作りが特徴的です。
キユーピー株式会社コーポレートサイト

株式会社良品計画

「良品計画」と聞けば、無印良品が一番に頭に浮かんでくるのではないでしょうか。
株式会社良品計画は、上記の無印良品やMUJIブランドの商品開発や製造、販売までを展開する小売企業。
販売店として、家具や家電、衣料品、食料品を取り扱っているだけでなく、最近では住宅やホテルも手掛けている企業です。
シンプルでありながら機能性も充実しているデザインが人気で、老若男女問わず、支持されています。

株式会社良品計画コーポレートサイト

目的や目標をもったコーポレートサイトを作成しよう

コーポレートサイトの目的を確認イメージ
企業の情報を知ろうと検索するユーザーごとに、ニーズもそれぞれ存在します。
本当に自社にコーポレートサイトが必要なのか、もしコーポレートサイトを制作するとしたら、
どういったコンテンツをベースとして公開していくのか、今一度確認しておきましょう。

 

コーポレートサイトの目的を今一度確認

コーポレートサイトの目的は、主に会社の情報を公開し発信すること。
顧客や株主などのさまざまなステークホルダーへの情報発信としての活用や、会社としての信頼度の向上のために制作・公開されることがほとんどです。

目的を分けてコーポレートサイトを作成しよう

上記で挙げた事例ですが、キユーピー株式会社では商品サイトとコーポレートサイトを2つに分けて、
webサイトの特性を活かして活用しています。

自社の商品紹介・販売サイト、採用サイトに関しても、自社がコーポレートサイトで何を達成したいのか、
何を発信したいのかを明確にし、ハッキリと区別してコーポレートサイトを制作していきましょう。

商品紹介と採用希望者への情報発信では、導線などの観点から、求められるwebサイトのデザインや各要素の配置も違うことがほとんどです。

コーポレートサイトを作成する際の手順やポイントを解説!

ここからはコーポレートサイトを作成する際の手順やポイントを解説していきます。

ただ漠然と作成のではなく、明確な目的をもって改善に取り組むことが重要となります。

企業イメージの向上を図りたい場合は、デザインを最大限考慮し、サイト更新率を上げることが大切ですし、サイトでおこなえる機能を改善すればユーザビリティの底上げを図ることが可能です。

 

 

ポイント①コーポレートサイト作成の目的となるゴールを細分化してKPIを設定!

コーポレートサイト作成の目的が定まったら、それらを細分化してKPIを設定していきます。

KPIとは(Key Performance Indicator)の略称で、定めたゴールに対しての進捗や達成度合いを数値として表したものです。

KPIの数値は簡単に確認できるようにし、目標を把握しやすい状態を維持するようにしましょう。

ポイント②コーポレートサイト作成で重要なKPIについて

ここまでコーポレートサイトの明確な目的を定めること、そのためにKPIを設定することが大切だと説明しました。

続いては、具体的に重要な課題とKPIについて見ていきます。

コーポレートサイトを制作する際に重要な課題はいくつかあります。

これから紹介するポイントを自社サイトに当てはめてみて、達成できていない項目を改善していけば、成果が見えてくるはずです。

コーポレートサイトの月間のアクセス数

サイトのデータ解析では、月間のアクセス数を確認することができます。

よい商品を紹介しているサイトでも、アクセス数が低ければよい結果にはつながりません。

ブランディングをおこなうためには、まずはブランドの知名度を上げ、多くの人に認知してもらう必要があります。

アクセス数はサイトをリニューアルする際に定めるKPIの基本的な項目です。

コーポレートサイトの直帰率

直帰率とはWebサイトの1ページのみを閲覧して他のページを閲覧せずに離脱していくユーザーの割合です。

直帰率が高い場合、Webサイトを1ページだけ見て他のことには興味をもたずに離脱している人が多いということなので、何かしらの改善策が必要となります。

同じWebサイトでもページによって直帰率が異なるので、ページごとの直帰率を確認して計画を立てましょう。

主要ページの滞在時間

主要ページにおけるユーザーの滞在時間も重要な課題です。

アクセス数が多くてもユーザーの滞在時間が短い場合は、それらのユーザーがサイトの内容をしっかりと閲覧する前に離脱している可能性が高いです。

一般的に、ユーザーの興味のある情報がたくさんある場合は、サイト滞在時間が長くなると考えられています。

そのため、閲覧者の理解度はアクセス数x滞在時間で算出することが可能です。

お問い合わせフォームの離脱率

コーポレートサイトを運営するうえでの最終目標は、商品の購入や資料の請求などでしょう。

そのためにはユーザーがフォームの入力を完了させる必要があります。

しかし、ユーザーがフォームの入力を完了させずにサイトから離脱してしまう割合は40〜50%と言われています。

目標達成の直前でユーザーが離脱してしまうのはとてももったいないことです。

フォーム離脱率を下げることは非常に重要な課題となります。

お問い合わせ数

ユーザーがサイトから契約や申し込み、資料請求などを完了させることをコンバージョン(CV)と呼びます。

また、アクセス数に対するコンバージョンの割合をコンバージョン率(CVR)と呼びます。

コンバージョン率をいかに上げるかが、コーポレートサイトの最も重要な課題と言っても過言ではないでしょう。

コンバージョン率はコンバージョン数÷サイトへの訪問数×100で求めることができます。

コーポレートサイトの運用コスト

コーポレートサイトに対して、どのくらいのコストをかけられるかもしっかりと考える必要があります。

サイトを運営する際には、制作費だけでなく運用に対するコストも計算に入れなければなりません。

サイトの更新や管理を外注する場合、毎月数千円〜数万円のコストがかかってしまいます。

どこまでの管理を任せるかによってもコストは大きく変化するので、リニューアルの際にはその辺りも視野に入れておくことが大切です。

ポイント③KPIから課題やコーポレートサイトの施策を洗い出そう

コーポレートサイト制作におけるKPIを定めることができたら、課題を洗い出しましょう。

課題を洗い出すことで、目標達成までのプロセスを可視化することができます。

KPIを定めるときには、無理な数値を設定しないことも大切です。

現実的に達成可能な数値を設定して、それを達成するための優先順位を定めることがコーポレートサイト制作を成功させる1番の近道となります。

ポイント④コーポレートサイト作成の最大のポイントは適切な目的設計!

コーポレートサイト制作における最大のポイントは適切な目標設計であり、これらをしっかりとおこなうことがリニューアル成功への近道となります。

自社コーポレートサイトを制作したいと思ったら、まずは問題となる課題を可視化して、それを改善するための方法を探すところから始めてください。

 

コーポレートサイトのまとめ

コーポレートサイトは企業の顔ともいえるWebサイトのことです。

コーポレートサイトでどういったコンテンツを、どういった相手にどう提供するのか企業ごとに違いはありますが、基本的には自社の事業内容や企業理念、ビジョンなどを社内外に発信するWebサイトのことを指します。

 

自社のブランディングにもつなげられる可能性があるのも特徴で、コーポレートサイトを作り情報発信をしているということが信頼関係の向上にもつながります。

コーポレートサイトの作成をしたいとお考えの方は、サイト設計などから内容を決定し、自社が必要とするコーポレートサイトの大枠を決定してから着手するようにしましょう。

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